
キウイの病気・害虫対策
キウイの栽培は日本では、まだ栽培年数が少ないために、果樹園でも病気と害虫の被害が少なく、農薬などを使わずに立派に生産されてきました。ましてや、家庭の庭植えや鉢植えでは、病気と害虫の被害が少なく、栽培の容易な家庭果樹といわれています。
しかし、各地に産地化が進むとともに、次第に病害虫の発生が多くなり、防除の必要も生じています。
◆病気とその対策
・果実柔腐病・・・果面が小指大、えくぼ状に陥没して、病斑部の果実は乳白色になり柔らかくなって腐る病気のことをいいます。
<防除法> 農薬による防除としては」6月上旬に殺菌剤を撒布します。
また、農薬以外による防除では、6月上旬から中旬より袋かけを行うことや、樹上の枯れ枝や巻きつるや剪定枝は除去して焼却すること、整枝、剪定を改善して枝葉の過繁茂を避け、通風採光をよくすることも大切です。
家庭栽園ではこの病気にかかることは少ないです。
◆害虫とその対策
・カメムシ・・・カメムシ類は、果樹園に飛来、侵入して果実の汁を吸うことによって果実にこぶや亀裂ができます。
<防除法>農薬防除としては、6月下旬~9月下旬に、ディプテレックス乳剤やアディオン乳剤で防除します。
・コウモリガ・・・幼木の時期には、樹幹基部が環状に食害されたり、樹勢が悪くなったり、まれには枯死株になることもあります。また成木では、6~7月に幹や棚の付近にある枝の分岐部に入って穴をあけ、内部を食害します。
<防除法>6月頃に農薬を散布します。
また、農薬以外の防除としては、春先に幼虫の育つ場所を少なくするために、樹園の雑草を除去し、株元をきれいにします。また食入後の幼虫に対しては虫の糞を取り除いたあとに針金などで刺殺します。